医療情報基礎知識検定試験 試験結果 第28回
試験結果講評
第28回医療情報基礎知識検定試験は、2023年6月4日(日)に全国21会場で実施し、406名の方に受検いただきました。試験問題数は80問で、1問を1点として採点しました。
今回の試験では、問14で低い正答率となりました。この問題は麻薬施用者免許の交付者を問う問題で、多くの受検者が「厚生労働大臣」を選択されました。麻薬処方箋は,医師や歯科医師のうち都道府県知事が交付する麻薬施用者免許を有する者でなければ交付することができないことを覚えておく必要があります。基本的な事項を問う問題ですので、是非とも「医療情報の基礎知識(改訂第2版)」等で振り返りを行ってください。
採点の結果、平均点は65.8点(82.2%)、最高点は79点(98.8%)、最低点は34点(42.5%)でした。前回(第27回)の試験は、平均点は65.4点(81.7%)、最高点は80点(100.0%)、最低点は37点(46.3%)でしたので、前回と同程度の成績となりました。医療情報技師育成部会では、80問中60点(正解率75%)以上を医療情報基礎知識検定試験の合格としております。試験統計の年度別合格者数に示すように、今回の試験で合格された方は321名(79.1%)でした。
今回の試験を受検された方全員に、総合成績と分野別の成績を記載した成績証明書をお送りし、合格された方には「合格証」を同封いたします。合格されなかった方は、さらに学習を重ねていただき、再度挑戦していただければと考えております。
医療情報基礎知識検定試験には更新制度はありませんが、日進月歩の医療現場における情報処理技術、医療(病院)情報システムなどに関する知識は、常に最新のものにしておく必要があります。機会があれば、この試験を再度受検いただき、医療情報に対する基礎知識の確認をしていただければと思います。また、今後、医療情報技師や上級医療情報技師を目指される方は、さらなる研鑽を積んでいただき、それらの能力検定試験に挑戦していただければと思います。
成績証明書および合格証は今月中に郵送いたします。