医療情報基礎知識検定試験 試験結果 第27回
試験結果講評
第27回医療情報基礎知識検定試験は、2022年11月6日(日)に全国19会場で実施し、449名の方に受検いただきました。今回の試験の問題数は80問で、1問を1点として採点しました。
今回の試験では、問15の設問記述において、「黒地に白枠、白字でその品名等が」とすべきところ、「黒字に白枠、白字でその品名等が」となっており、受検者に誤解を招く状況であることが判明しました。そのため、問15は全員正解として採点させていただきました。
一方、問38では多くの受検者が不正解となりました。この問題はデータ容量を表す単位であるGBのBがバイト(Byte)であること、また、データを伝送する単位であるbpsがbits per secondであることを理解していれば容易に解ける問題です。是非とも「医療情報の基礎知識(改訂第2版)」等で振り返りを行ってください。
採点の結果、平均点は65.4点(81.7%)、最高点は80点(100.0%)、最低点は37点(46.3%)でした。前回(第26回)の試験は、平均点は64.6点(80.8%)、最高点は80点(100.0%)、最低点は32点(40.0%)でしたので、前回と同程度の成績となりました。医療情報技師育成部会では、80問中60点(正解率75%)以上を医療情報基礎知識検定試験の合格としております。試験統計の年度別合格者数に示すように、今回の試験で合格された方は351名(78.2%)でした。
今回の試験を受検された方全員に、総合成績と分野別の成績を記載した成績証明書をお送りし、合格された方には「合格証」を同封いたします。合格されなかった方は、さらに学習を重ねていただき、再度挑戦していただければと考えております。
医療情報基礎知識検定試験には更新制度はありませんが、日進月歩の医療現場における情報処理技術、医療(病院)情報システムなどに関する知識は、常に最新のものにしておく必要があります。機会があれば、この試験を再度受検いただき、医療情報に対する基礎知識の確認をしていただければと思います。また、今後、医療情報技師や上級医療情報技師を目指される方は、さらなる研鑽を積んでいただき、それらの能力検定試験に挑戦していただければと思います。
成績証明書および合格証は今月中に郵送いたします。